Transcriptome

概要

生体内の全転写物を網羅的に検出する手法です。サンプル間で発現量の異なる遺伝子を同定することにより、医薬品開発のターゲット候補遺伝子の抽出・薬剤耐性研究などに応用していただけます。

 

  • Transcriptome Resequencing解析: シーケンシング結果をリファレンスゲノムにマッピングし、発現量の定量、新規遺伝子構造の検出などを行います。
  • Transcriptome De novo解析:リファレンスゲノムの存在しない生物種について、シーケンシングデータをつなげて長いゲノム断片を作成し、Transcriptome解析を行います。

特徴

  • 生体内の遺伝子発現の変動を網羅的に検出でき、サンプル特異的な遺伝子発現パターンの同定に役立ちます。
  • Exome解析で検出できないスプライシングサイト解析が可能です。
  • 発現量の低い遺伝子も定量可能です。

サンプル条件 (詳しくは、ご相談下さい。)

サービス内容

  1. Illumina社のキットを用いてサンプル調整します。
  2. poly-Tオリゴが結合した磁気ビーズを用いpoly-Aを持つmRNAを精製します。
  3. 精製したRNAを断片化したのちランダムプライマーを用いて逆転写反応を行い、二本鎖cDNAを合成します。
  4. キットに含まれるシーケンスアダプターを二本鎖cDNA断片に付加し、ゲル電気泳動でサイズ選択を行います。
  5. 低サイクルPCRを行い、ライブラリーを作成します。
  6. 作成したライブラリーをペアエンド法でシーケンシングします。

 

 

納品物

  1. シーケンシング結果(fastqフォーマットファイル、未加工のものおよび加工(※1)したもの)
  2. リードの統計情報
  3. リファレンスゲノムおよび遺伝子へのマッピング結果、遺伝子上のマッピング位置分布の解析、遺伝子におけるカバレッジとGC含量の相関解析、異なる転写長がみられた遺伝子の検出(Resequencingの場合)
  4. Contig assembly、contig長統計結果(オプション、De novoの場合)
  5. オルタナティブスプライシング解析結果(オプション)
  6. サンプル間の比較結果(オプション)
  7. その他バイオインフォマティクス解析結果(オプション)

 

(※1) アダプター配列の除去、N塩基の除去、クオリティの低いリード配列の除去などを行います。