測定可能残存病変または微小残存病変（MRD）とは、治療中および治療後も体内に残り、最終的には疾患の再発を引き起こす可能性がある少数の癌細胞を指します。 これらの残存する細胞は、通常、身体的な兆候や症状を引き起こさない程度の低い頻度で存在するので、それらを識別するために、高感度な技術が必要となります。

リンパ系腫瘍においては、従来より、細胞形態学的方法を用いたMRD 評価は行われてきましたが、近年の治療法の発展から、血液学的検査では検出しきれない微量の残存がん細胞を再現性高く検出できる高感度な測定が求められています。MRD の測定は、新しい治療法の臨床試験を計画する上で重要であり、clonoSEQ^®は、これまでに200以上の臨床試験で使用されています。