「HLA-A*31:01検出PCRキット」は、ヒトのＤNA検体からリアルタイムPCR法により、
HLA-A*31:01を検出するための試薬です。
HLAの型を同定する方法はいくつか報告されていますが、本製品ではリアルタイムPCR
法を用いることで、簡便にHLA-A*31:01を検出することが可能になりました。

HLAは免疫に関係が深く、多くの疾患の発症や医薬品による副作用の発現リスク因子であることが
知られています。
HLA-A*31:01は、HLA遺伝子^※1の一つであるHLA-Aの型の一つであり、同型を持つ日本人患者は、
持っていない患者と比較してカルバマゼピン（てんかん部分発作の治療の第一選択薬）による重症
薬疹を含む薬疹が起こりやすいことが報告されました^※2。

※1：ヒト白血球型抗原（human leukocyte antigen：HLA）を決定する遺伝子群。同じ機能を持つ
遺伝子が複数存在し、さらにそれぞれの遺伝子が数十から数千の異なるタイプを持つ。
※2 ：Mushiroda, T. et al. (2018). Association of HLA-A*31:01 screening with the incidence
of carbamazepine-induced cutaneous adverse reactions in a Japanese population.
JAMA Neurology, 75(7):842-849.

Primer/Probe Mix for HLA-A*31:01（チューブ蓋色：緑）
HLA-A*31:01【FAM】 　　内在性コントロール【VIC】
Control DNA for HLA-A*31:01（チューブ蓋色：透明）
HLA-A*31:01が検出されるコントロールDNA 　　（直線状化プラスミドDNA）

※本製品にはTaqポリメラーゼ等は含まれておりません。市販の製品をお使いください。
（推奨品：TaqMan™ Gene Expression Master Mix [Thermo Fisher Scientific]）

製品番号	製品名	容量	保管温度
A443	HLA-A*31:01 検出 PCR キット	50 反応	-25 ～ -15℃

本製品は、莚田 泰誠 先生（理化学研究所 生命医科学研究センター ファーマコゲノミクス研究チーム　チームリーダー）の
ご協力のもとに共同開発し、株式会社理研ジェネシスが製品化しました

【パテントマーキング】
本製品は日本特許第 6346557 号よって保護されています。

【免責条項／ラベルライセンス】
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