ゲノムからエクソン領域を濃縮し、次世代シーケンサー(NGS) により塩基配列を決定します。得られたリード配列を参照配列にマッピングした後、SNVを検出し、アノテーションの付与を行います。複数サンプルの場合はサンプル間比較用のリストを作成します。
パネル名 | 対応生物種 | 対象領域 | デザイン サイズ |
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SureSelect Human All Exon V6 | ヒト | コーディング領域、miRNA、snoRNA、tRNA | 60 Mb |
SureSelect Human All Exon V6 + UTR | ヒト | V6の全対象領域、体質性疾患研究向けUTR領域 | 91 Mb |
SureSelect Human All Exon V7 | ヒト | コーディング領域 | 48.2 Mb |
SureSelect Human All Exon V8 | ヒト | コーディング領域、TERTプロモーター | 41.6 Mb |
SureSelect Mouse All Exon | マウス | コーディング領域 | 49.6 Mb |
パネル名 | 対応生物種 | 対象領域 | ターゲット サイズ |
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Human Core Exome | ヒト | コーディング領域(CCDSのコーディング領域を99%以上カバー) | 33.2 Mb |
Human Core Exome + RefSeq またはComprehensive Exome | ヒト | コーディング領域(CCDS、RefSeq、GENCODEのコーディング領域を99%以上カバー) | 36.8 Mb |
リード配列を参照配列に対してマッピング※1し、変異箇所(SNV※1)を検出します。
検出されたSNVは、各種アノテーション※2をつけてエクセル・マクロファイル※3 とテキストファイルでご提出します。エクセル・マクロファイル上で、Compound Heterozygote(複合ヘテロ接合体)変異候補を抽出することも可能です(この機能をご使用いただくためには、トリオサンプルのデータが必要です)。
※1 マッピング結果、SNV、DepthはIntegrative Genomics Viewer(IGV)で閲覧することが可能です。
※2 検出されたSNVには次のようなアノテーションがつきます(Humanの場合)。
変異箇所、塩基、新規/既知、影響を与える遺伝子、遺伝子への影響、dbSNP ID、RefSeq ID、CCDS ID、
アレル頻度(gnomAD、1000 Genomes、HGVD、GEM-J WGA)、Conserved Elements、アミノ酸置換影響予測(SIFTなど)、Splice Site変異影響予測、Depth、クオリティ値、サンプルごとのジェノタイプデータなど。※3 アノテーションは弊社オリジナルのエクセル・マクロ(AnnotationViewer)で観覧でき、IGVおよび外部データベースと連携するようになっています。
・解析報告書
・データHDD:リード情報(FASTQ)、マッピングデータ(BAM)、SNV/InDel検出データ(VCF)、 SNV/InDelのアノテーションデータ(エクセル・マクロファイルとテキストファイル)
エクソン領域濃縮キット | SureSelect All Exon | Twist Exome |
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サンプルの種類 | 精製ゲノムDNA | 精製ゲノムDNA |
DNA量 | 3 µg | 0.3 µg |
濃度 | 50 ng/µL以上 | 10 ng/µL以上 |
OD260/280 | 1.8以上 | 1.8以上 |
溶媒 | 1x TE | 10 mM Tris-HCl (pH 8.0) またはNuclease-free水※ |
機種 | NovaSeq 6000 |
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Exon Capture方法 | SureSelect Human All Exon V6 |
平均データ量/サンプル | 約10 Gb |
リード長 | 150 bp |
シーケンス方法 | Paired End/Multiplex |
バイオインフォマティクス解析 | SNVおよび一部のShort InDelの同定、 各種アノテーション付与 |
納期 | 品質評価通過後、約2.5ヵ月※ |